承認した意匠と不要な異物を区別
異色の点は承認済みの杢やネップ、表面の遊び毛、内部の異物の可能性があります。清潔な小片だけでなく十分な大きさの保存見本と比較し、色、大きさ、深さ、軽く触れた際の動きを記録します。色だけで材質は判定できません。硬い物や鋭い物は外観の問題と分けて隔離し、該当反の裁断を保留します。
除去する前に位置と分布を残す
異物が布面に残った状態で全体と尺度付きの近接写真を撮ります。品番、色、ロット、反番号、長さ位置、幅方向位置、表裏を記載し、検査した長さや面積内で分布を記録します。異常試料と正常試料を識別して保管してください。除去後の小片や単独の繊維写真では、元の反物の分布は分かりません。
試験所に何を確認したいか伝える
材質によって処置が変わる場合、周辺生地付き異物と比較見本を送ります。繊維種、混率、別の汚染物のどれを調べるのか明確にし、AATCC TM20など適切な定性方法を確認します。目視で見た少数の異色点から、納入全体の混率を計算することはできません。
原料から包装まで発生規則を追う
回収原料の選別、糸ロット、品種切替時の清掃、仕上げ、包装記録を比較します。同じ機械経路の反復点と仕上げ後の散発粒子は調査先が異なります。隣接する反や関連ロットを確認して保留範囲を決めます。再生含有率の証明だけで、届いた品番の可視異物がないことは保証されません。
除去後の損傷と次回の防止を確認
保存試料で除去等を試し、元の位置を記録したうえで穴、糸傷、色、毛面を確認します。検査範囲、承認外観、合否規則、採用担当者を合意してください。小片がきれいでもロット全体の採用根拠にはなりません。原因への対応と次回生産での確認方法を残します。
量産承認前の確認事項
- 品番、色、反番号、ロットを試料に記載する。
- 試験方法、条件、合否基準、承認担当者を決める。
- 改善後の外観、風合い、予定のケア後の状態を確認する。
- 不良試料と承認見本を問題解決まで保管する。